猫の呟き その57

 「喜多方発21世紀シアター・2014」に今年も参加。今回で十二回目。演目は「真贋ロミオとジュリエット」

 八月七日AM十一頃出発。日の出ICから圏央道に入り十分も経たぬ間に事故渋滞に巻き込まれる。
予定より一時間遅れ、いつも行き付けの桶川の製麺所経営のうどん屋で昼食。上手い!やっぱりここでよかった。
昼食後は順調に走れてPM四時三十分頃郡山温泉へ到着。温泉でゆったりと汗を流し夕食。

翌朝、朝風呂でセリフを確認後朝食。ゆっくりと猪苗代湖あたりを走りながら喜多方市に入り、昼食は喜多方ラーメン。
今回のはあまり私の口には合わなかった。


喜多方プラザで受付をして今回の会場「蔵の里イベント蔵」へ。
まるでホールの様。前回までの公演蔵とはまったく異なった蔵。「うーん・・・」

雨の中、びしょ濡れになって荷降ろし。
風の吹き抜ける方を観客席に決め即仕込み。持ち込んだバック幕を組み合せて「イベント蔵」を「真贋ロミオとジュリエット」の世界に。
おもしろい空間を創る事が出来た。


休憩を兼ねてホテルへ行ったがまだ掃除が済んでないので室へ入る事が出来ないとの事。
従業員室でビショ濡れの服を着替えさせてもらい再び会場へ。


東京で稽古していた時とは条件、イメージ共に異なった会場なので今回に会場に合った登退場、ミザンスを創りながら稽古をして
実行委員会のボランティアと公演の打ち合せ、段取りを確認して楽屋へ。


 PM五時三十分開演。
戸惑い(観客の)が少しずつ解けていって舞台と観客との共同作業がイベント蔵に創り出されていく。


一時間後に終演。ほっとした。
何しろ七十二才の私がジュリエット。
言葉の力、魅力、美しさ、豊かさ、音楽性を信じ、それを土台に全ての舞台を二十六年間創り上げては来たが、さて、それにしても今回は・・・。
正直かなりの不安はあった。が、結果は大丈夫。
そう、言葉でもってかなりのものを創り出す事が出来るのだという確信を得た。

夕食の為いつもの「ガーデン」へ行ったが超満員。他の店へも行ってみたが同じ。
しかたなく「ほかほか弁当」を買って宿へ。弁当を食べ風呂に入ったらモーレツな眠気。


翌朝眼が覚めると四時。ゆっくりと身体を動かし、一時間近くストレッチをして朝風呂に入り朝食。AM九時十分頃会場へ。
「昨日の舞台は初日という事もあり皆、力が入り過ぎていた。もっと力を抜いて観客と楽しもう」と駄目出しをしてから稽古。
うん、これなら上手く行きそうだ。


AM十一時三十分、第二回目の開演。
昨日観に来て下さった御婦人が旦那様と再度観に来てくれた。
「ジュリエットが段々かわいらしく見えて来た」との事。

昼食は昨日は駄目だった「ガーデン」で。三人共よく食べる。
食後、蔵を改造した店でコーヒーを。上手かった。何だか得をした気持になった。


PM四時、第三回目。楽しめた。


終演後すぐにバラシ。次の劇団の方達が仕込みの準備にもう来ているのだ。
超スピード(約一時間)でバラシ、荷積みを終り「ガーデン」で夕食。上手かった。


 三人共よく頑張り、楽しんでくれた。

天候が悪いとの予報なので翌朝七時三十分に出発する事にして室へ。


 八月十日、AM七時三十分に出発。
出発後一時間過ぎた頃から雨。段々激しくなって風も加わってくる。まるで台風のよう。
悪天候の中無事帰京。雨の中荷降ろしをして解散。

今回の試みを通して又大きな力、自信を得た。これからも自分達の可能性を信じて試み、チャレンジし続けよう。

 そうそう今回の喜多方は雨とどんよりと曇った空との毎日。いつもの暑い暑い夏はどこにもなかった。

(2014、8、22)