猫の呟き その64
三月二十八日(土)埼玉県和光市で講師を頼まれている朗読の会の発表会があった。ちょうど一年前、かなり細い繋がりを伝に、それまでの講師が高齢で体調が悪くなったのでという理由で急遽講師を引き受ける事になったのである。
始めてみると皆非常に熱心、遣る気は十分になる。が、自分を出さない。
「あなたの朗読、あなたの創造、あなたの魅力が見たいのです。それを創り観客とキャッチボールをするのが創造。大丈夫、自信を持って、自分を信じて、あなたの朗読を創りましょうよ」
何回かの練習を重ねる内に、怖々とだが自分で創り始める。
「発表会をしましょう。創るという事は、観客の前で沢山の可能性の中から決断して、『よし、これにしよう』とたった一つの道を選択する。もしかして、その選択は間違っているかもしれないが、とにかく決断し、それを具体化し、観客の前に創造者として立つ。稽古は何十回、何百回やっても稽古、観客の前に表現者として立つ時に、始めて創造が出来上るのです」
何回かの話し合いがあって発表会をやる事に決める。(前回の発表会はかなり前だったそうだから渋るのも無理はないが)
そして、今日の発表会。
本番前に三回も稽古(体力は大丈夫かとちょっぴり心配も)
毎回稽古で使用している市の会議室に椅子を四十並べる。さて、何人来てくれるやら。
何と、四十名丁度の観客!
「すごい、皆、自信に溢れている」
いや、実情は皆ドキドキ。でも、自分を信じて、自分の表現に向って一歩一歩。その決意が、具体的行動がおそらく観客に届いたのでしょう。
そう、自分を信じて、自分の表現を。
来月から又コツコツと次回の発表会を目標に一歩一歩。
久し振りに気持の良い一日を送りました。
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