師走

十二月の初句、図書館へ行っての帰りに、バス停へ向かって歩いている最中に、突然前のめりにスッテンコロリ。五秒間ぐらいはそのままの状態で茫然自失。

何で転んだのか、何がどうなったのか・・・。

駅前で沢山の人の波。声をかけてくれる人も無し。

まさに「東京沙漠」

転んだ時に捻ったのか、右の尻が変に突っ張って痛い。結論、完治するのに三週間かかった。

自分は年寄りだと自覚する事。転ばないように、しっかりと足元を見て歩く事。

「リウマチ性多発筋痛症」四月に発病してから順調に回復に向かっていたが(立つ事も坐る事も動く事も儘にならないあの怖さ)八月にリバウンド(また四月の様な状態になるのではという怖さ)また一から遣り直し。それからは、徐々にではあるが良くはなってきている。が、このテンポだと、完治するのは(薬に頼らないで生活出来るようになる)順調にいっても来年の九月・・・。

でも、焦らない。そう今を認め、受け入れて、舞台を、創造を楽しもう。

この頃は、図書館で借りる本の傾向が、ぐんと詩、和歌、短歌、俳句に傾いている。

「小林一茶」「谷川俊太郎詩集」「尾崎放哉句集」「拾遺和歌集」「後拾遺和歌集」「山頭火句集」「美しい日本の詩」「ポケット詩集Ⅳ」等々

「語り芝居」(黙読でなく、声に出して文章を舞台化する事、して来た事)を、どこかで点検しているのだと思う。

そう、舞台は、意味、テーマを観客と共に創り上げるには、内容と共に、それを共有する、音楽性が重要。

もっと、もっと楽しくて、ぞくぞくする舞台を創りたい。

来年もよろしくお願いします。