コツコツコツコツと

毎日、休みなく、コツコツと「銀河鉄道の夜」の台本創りと、劇中音楽「星めぐりの歌」「遠き山に日は落ちて」のメタルフォン演奏の練習と、十一月の高知、徳島でのラボワークショップ「三びきのやぎのがらがらどん」「おおきなかぶ」「ナルニア国物語」「注文の多い料理店」「なめとこ山の熊」の準備、練習を飽きもせずにコツコツコツコツと。

こういうところは自分は金細工の職人だった父親の血を色濃く引き継いでいる人間だと笑ってしまう。そう、良い悪いでなく遺伝。そんな事も、その人間に、色々の影響を与えているに違いない。人間は一人で人間になった訳ではない。人類の一分子、いや、宇宙の一欠片(ひとかけら)。自分の与えられた役割を、楽しんで、他の邪魔をしないで、ゆったりと・・・。でも、それが難しい。

そのコツコツの合間に「新潮日本古典集成」を読み返している。(もう何度目だろう。元は充分に取った。)

「与謝蕪村」の素晴らしさ、面白さを発見!(この年までそれが分からなかった事がむしろ驚きかも)

今までは「芭蕉芭蕉」と言っていたが(勿論「芭蕉」も素晴らしいし、面白い)この年になって、やっと「与謝蕪村」の素晴らしさ、面白さが分かった。

だから人生って面白い。

これからもコツコツコツコツと生きていこう。