「人間の夢と現実と」

人は生まれてから死に至る時まで誰でも成りたいものがある。成りたいものを持っている。(そうでない人も居るかも知れないが・・・)

私は小さい時小学校低学年まではマラソン選手になりたかった。オリンピックでザトベックという選手が大活躍で、それを見て、自分もそう成りたいと思って、しばらくは走ってばかりいた。

次に成りたかったのは「教師」。

大変憧れた。高校時代までそれは続いた。

それがどうしてどうなったのか、いつの間にか教師ではなく演劇に憧れていた。(これも色々とそうなった訳があったのだろうが、今はその訳もはっきりとは分からなくなってしまった。)

演劇分野の中でも初めは演じる事、つまり俳優に成りたかったのだが、演劇にのめり込むうちに、演出、台本にも興味を覚え、それをも勉強し始めた。そして今(老年に成った今)、俳優も、演出も、台本も、全てやりたい。やってみたい。でもやりたいと云っても若い時のように、パッパッとは出来ない。身体が、エネルギーが追い付かない。全てスロースロー。自分でもイライラする程全てがスロー。

焦っても仕方ない。これが現実。この現実の中で、さて、それをやろうとすると、自分のペースを考えて、しかも他人に迷惑をかけずに、それらをしようとすると「一人語り」となる。

そう、これなら他人に迷惑をかけずに、自分のペースでやれる。そう、これが私の今。

だから結果として、「一人語り」をやっている。そして、これからも、それをやり続けるであろう。

創る事に意欲を持てるうちは、それが面白いうちは・・・。

生きるって面白いと同時に、しんどくもあるものだ。