程々にとは言うものの

「マクベス一代記」無事終了。が、心も身体もガタガタに。シェークスピアは、マクベスは、やはり一筋縄ではいかないものと痛感。でも演りたい。創る事を人生に選んだ私にとっては、何度も何度も挑戦したい、偉大な、厳しい、魅力ある目標。心も、身体も、ガタガタになったが、やってよかったという感じは動かない。何に変えても大切な生きる糧である。でも心底疲れた・・・。これも事実・・・。(私の演劇人生の中で、終演後、一番多くの手紙、電話があった。ありがとうございます。)

さて、そんな中ではあっても、次の仕事に向っての稽古、準備を、ゆっくりではあるが一歩一歩と動き出す。そう、創る事、創る人生には終りはなし。終りは始まりの始まり。それが嫌になったら、出来なくなったら、その時はきっぱりと「さようなら」を言う。そう、その時が来るまでは、自分の条件の中で、少しでも面白く、楽しく、お客様に喜んでいただけるものを創り続ける。楽しんで、ゆっくりと。

それにしても疲れがなかなか取れない。年を取るとはこうゆう現実と向き合う事なのか。うーん・・・。