坦々と、淡々と

毎日毎日が同じ事の繰り返し。それが、表面的には未知のウイルスの出現によっての、私達の反応、対応、防御方法・・・。

そう、その事で人間は生かされているのだという当り前の事実を思い知らされる。

そう、これも人生、これが人生。これを受け止め、どう毎日を生きるか・・・ 今、私達はそんな大きな問いかけを毎日毎日されているのかも・・・近松全集全十七巻読了。当り前の事ではあるが、近松はやはり浄瑠璃作者。語り物の大天才。夏目漱石「吾輩は猫である」の「・・浄瑠璃の近松ですか・・・」という一文の意味がよく分かった。翌日から坪内逍遙訳「シェークスピア全集」(新樹社)を読み始める。戯曲三十七作品、詩三作品。(今現在二十一作品を読了)緊急事態宣言もまもなく解除になるだろう。そうなれば具体的な演劇活動も徐々にではあるが、始められるだろうし、いつまでこんなゆったりとした読書を・・・。

でも、こんな機会、そうそうあるものでもなし(たびたび有っては困る)具体的演劇活動をやりながら、最後まで、じっくりと読み切ろう。(こんな気持ちも、今回学んだ事の一つか)

今年は何回舞台に立てるのか。何本演出が出来るのか。何人の創造者と向かい合えるのか・・・

・・・有るがまま・・・そう有るがままです。