非日常だからこそ見えたもの

この騒動はいったいいつまで続くのか。この年末まで、いや来年いっぱい、いや、再来年までも・・・。

当初は他人事であった。「へえ、そんな病気が発生したんだ。大変だなあ」

それがあっと言う間に、他人事から自分事になり、いつしか緊張し、構え、注意怠(おこた)らず、呼吸(いき)を堪(こら)して生活していたのが、こう緊急事態がいつまでもいつまでも継続されると、いつしかそれが当たり前になり、日常になり・・・。いや、それではいかんと、又身構えるが、でも、その緊張も何だかグニャリとした緊張で・・・。

そんな中で、そんな中だからこそ、見えて来たものがある。

そう、生きるって何だろう。

そう、生きるって、たぶんその日、その時を「生きる」事。そう、その日、その時を「生きる」事。

ただそれだけ。そう、ただそれだけ。

それ以上でも、それ以下でもない。

ただそれだけ・・・

私は生きる。ある日、ある時呼吸が終るその時まで・・・

それにしても、この非日常いつまで続くのか・・・